ol'my55 ~1955年に生まれて~

大好きな音楽や、映画 思い出たどってみます

おばあちゃんの湯呑!

岸田総理がバイデン大統領へのお土産とした輪島塗のコーヒーカップ、陶器と違って直接手で持っても熱くない・・・と紹介されてるのを聞いて、何故か遠い昔のおばあちゃんの湯呑茶碗思い出しました。左側の湯呑がそっくり!家でお茶を淹れた時、自分用の瀬戸物の湯呑ではなく、おばあちゃんの木の湯呑につい手がいき、いつも「ほら、だめよ!」って言われるのですが、妹も、その時いた従姉妹たちもみんなおばあちゃんの湯呑に手が伸びるんですよね。もう長年使っていて見た目も汚くなってるのに、その木の湯呑で飲むお茶は瀬戸物の湯呑と違って口をつけ易くお茶もこころなしかちょっぴりおいしくなってるような・・・高価な漆が塗ってなくても木の食器の心地よさ...日本人は手で食器を持ちますが、これって世界的にはかなり珍しいのではないかな?同じようにお箸を使う中国は食器は持ち上げないし、(だからなのか中国のお箸って長い)

最近YouTubeで外国人との食事の映像よく見ますが、食器持ち上げた方が良いとのアドヴァイス受けるまでほとんどの人が置いたまま。まあフォークやナイフだったら置いたままの方が食べやすいでしょうけど。もう30年位前、日経新聞の日曜版に秋岡芳夫さんと云うデザイナーのコラムが連載されていて、箸や食器の話が色々綴られてるのですが、その中でお酒の徳利の大きさが女性の手のひらに収まる大きさ...長い間女性がお酌するのが当たり前だったわけで(今だったらセクハラになるのかな?)だからそれを読んだときはすごく納得できて、日本の食器は手のひらに収めて楽しむ物多いですよね!当時は良く知らなかった秋岡芳夫さんですが、後年ネットで調べてかなり著名な人で著書も色々でてるので読んでみようかなって思ってます。

そして、私が憧れてるのが 

禅僧が使う食器 応量器です!

懐かしい曲!尾崎亜美さん

最近、UーNEXTなどの配信サービスで昔の映画やTV番組見まくってるのですが...NHKの人形劇『新平家物語、’80年代後半から’90年代の始頃、いわゆるバブルの時代、今だと例えNHKとしても考えられないくらい、製作費が掛かってる豪華な人形劇なのですが、エンディング曲が、聞き覚えある声と歌い方、なんと尾崎亜美さん【VOICE】!番組の和の雰囲気と彼女の歌は何となくミスマッチなのですが...もうほんとに懐かしくてYouTubeで彼女の曲探しまくりました!

彼女の曲は、CMや高橋真梨子さんの歌で有名ですが、彼女の歌大好きでした。当時はまだ公共の図書館のCD、コピーOKでカセットに録音してドライブ中よく聞いてました!特に好きだったのが

彼女、ユーミン竹内まりやも私とほぼ同い年なんですよね。

最近、昭和歌謡ブームとかでTVなのでよく取り上げられてますけど、ほとんどが’80年代のアイドル(?)、見ててなんか違うな~って思ってます。

YouTubeはほんと感謝!こんな貴重なライブ演奏見られるなんて!

 

Rod❤Rod❤~もう50年も経っちゃった!

有明でのコンサート行けなっかったからすごく残念っだたのですが...

YouTubeにほぼフルのライブ映像がいくつもアップされてて大感激、感謝!

One Last Time "Rod Stewart in Ariake Arena March.20.2024

https://www.youtube.com/watch?v=y9l6J4LKWg8&t=3s&ab_channel=Mackie-i-LandsCo.%2CLtd

最初、どんな風なんだろう?どきどき見始めたのですが...杞憂でした!ものすごく考えられた構成のステージで!バックのスクリーンとのコラボ?がすばらしくて、時々一緒に歌えるように歌詞が映し出されたり、It Takes Two ではティナターナーの笑顔が映し出されたり...もちろんキーが全体的に2音位下がってたり、フルでの歌はなかったり、でも最後のSweet Little Rock&Roller,ホントに涙出てきた!私がロッドのファンになったのは何がきっかけか覚えてませんが、20歳前だったと思う。最初に買ったLPがこれ

それから20年くらいの間、何枚LPもしくはCD買ったんだろ。

私のまわりは’70年代のロック全盛期のファンばかりだから、ロッドのファンっていうとミーハーに扱われてたんだけど、

日本公演も、’96年と2009年と2回、特に96年は、知り合いのおかげで、なんと武道館のアリーナ席、それもステージど真ん中、前から6番目の席!ライブの中ほどに、なんとロッドがステージに座ってバラード(曲名覚えてない)、まるで私に歌ってくれてるようで、思わず涙!その時はまだコンサートの終りにサッカーボール蹴りこむパフォーマンスしてたけど、2009年は最後までセルティックのTシャツで前回の様にステージいっぱいに動きまくることなく...

なんか不思議な気持ちでいっぱいです。もともとロックが好きでイーグルスやクラプトンなど結構コンサート行ってる方ですが、まさか60代も後半になってロッドの日本公演見れるとは思わなった!ありがとう!

 

 

 

思い出しました‼ルージュの伝言

おととい、つけっぱなしのテレビから流れてきた曲、画面を見る前に50年も前の今頃の記憶がいきなり、ホントになんの脈絡もなくいきなり湧き上がってきました!ジブリ映画『魔女の宅急便』の挿入曲、でも私が初めてこの曲聞いたのは10代の終り、深夜のラジオからだったと思う。その時思ったこと、本当にいきなり思い出しました!そぉ~人生で一番最悪だった頃、何もかも、経済的にも見た目も、どうしょうもなくみっともなく、友人たちにも会うのが嫌で半ば引きこもり状態、一人で自宅近くの図書館との往復だけの毎日が半年余り...これじゃーダメ!っとようやく這い上がりかけた頃深夜のラジオから流れてきた陽気な、 大好きなフィフティーっぽいメロディー聞きながら『おしゃれしなくちゃ!サブリナパンツはきたい!』ホントにそー思ったんです。

そぉー思ったのが切っ掛けになって頑張ったのかもう覚えてませんが、その年の夏には、友人たちとビキニで伊豆白浜を満喫しました!

結局この夜はNHKの『木枯し紋次郎vs.必殺仕事人』見たのですが、へ~そういう事、時代背景があったんだと妙に納得してしまいました。たしかにあの頃、暗いっというかすべて地味、現実的な表現が主流だった、流行ってる曲や映画も悪くいえば貧乏くさい、そんな風に思ってたから、この曲『ルージュの伝言』聞いた時、気持ちが明るくなったのかもしれない。これから十年先のバブルに向かってく前のニッポンでした!

 

牡丹灯籠~まだ夏には早いですが~

40年位前、何かの切っ掛けで知った映画『牡丹灯籠』、1,968年の作品なのでもちろんリアルタイムで見ることはできなかったのですが、何故か記憶の片隅にず~と居たんですね。2週間ほど前、異人たちとの夏偶然見たことで記憶が呼び起こされたみたいです!異人たちとの夏ストーリーも何も知らなくて見たのですが、風間杜夫さん演じる主人公が淋しく自殺した女性に夜な夜な憑りつかれるとこや両親の霊が助けようとする・・・牡丹灯籠の現代版みたいって思ったんですね。

すぐにネットで調べたら’68年版があってびっくり!(今まで何度も探したのに配信もレンタルすらなかったのに)
怪談って今の時代どうゆう一位置付けなんだろう?ちょっと前までゾンビが人気(?)だったような・・・欧米のゴーストとは全く別物だと思うし、(30年ぶり位に最新のゴーストバスターズ放映するみたいですね。1,2ともリアルタイムで見ましたが、あれはあれでおもしろいのですが)

子供の頃、とにかく四谷怪談が怖かった!四ツ谷駅がある総武線や中央線に乗ることすら怖かった!(毎年、夏になると東京駅に行くために乗るのですが四谷と車内アナウンスが有る度誰かにしがみついてたような)

この映画に関しては、今ではもうこの雰囲気だせないだろうな~って見ながら感激してました。現代の役者さんじゃ江戸時代の幽霊には健康すぎて...

今年の夏は『四谷怪談』の映画、それももちろん昭和の、探して見たいですね。

 

 

 

 

アガサクリスティー

昨日、久々に、見ました!そして思い出しました!

クリスティーの大ファンだったこと!

昨夜、NHKで『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』見ました。クリスティーの数多い作品の中でも良く知られているはなしじゃないかな?でもストーリー全然覚えていない。3回シリーズなのでその分見る楽しみがありますが...

10代後半から30代前半くらいまでクリスティー読みまくってた記憶があるのですが、

元々推理小説が大好きなんですが、クリスティーの作品には謎解きとかトリックのおもしろさはもちろんですが、日本の作品にはない背景、ちょっとピカレスク的な話や、例えば登場人物、おきゃんな伯爵令嬢だったり、ロシアの公爵だったり、イギリスにいられなくなってアフリカやオーストラリアに行く胡散臭い男だったり(大抵の場合富豪の叔母さんの遺産相続とか)第二次大戦前のイギリスの社会が背景のものが多くて、日本人の私には現実離れした感じがおもしろかったです。ただ一番好きなのは、トミー&タペンスシリーズでこれはミステリーというよりはハラハラドキドキ的(シリーズの最初の方はスパイ系でした)で特にシリーズ最後の『親指のうずき』は何度も読み返しました。これを機にまた読み返してみようかな!

 

パリ タクシー見ました!

一年位前、TVやネットで紹介されていて...ずっと見たかったのですが、ようやく配信で見れました。パリの端から端まで、タクシーで移動する老婦人の想い出辿って話が進むパリ観光気分の映画なのかと思ってたら...大違い‼ なんとも素敵な映画でした。いかにもフランス的、かわいいおばあちゃんの扱いではなく、第二次大戦後の波乱万丈な人生を生き抜いてきた女性として描かれているし、なにより90を過ぎた今もちゃんと女性として描かれていて(運転手さんとのやり取りのなかに、何度もキスの味がでてきたし・・・)

根底にあるテーマが先週見たラストナイトインソーホーと似通ってるかな~?どちらも’50年代、’60年代、女性の人権が軽んじられていて、それが一因で起きた悲劇。

でも、それも『C’est ma vie、老婦人の問わず語りとタクシーの窓から流れるパリの景色と、そしてノスタルジックなジャズの数々...選曲がなんとなく意味深で、ON THE SUNNY SIDE OF THE STREE(私の大好きな曲です)は、アメリカ人の恋人、アメリカへの憧れの象徴かなって深読みしてしまいました。ホントに素敵な映画でした。